アートとテクノロジーの融合 レポート
2月28日に「アートとテクノロジーの融合 ―その未来―」が開催されました。司会は過去のメディア芸術祭において審査委員長をつとめた原島博氏。パネラーは岩井俊雄・串山久美子・稲蔭正彦・池内克史の4氏。まず冒頭に原島氏から、パネラーの席順はメディアアーチストから研究者への立場の違いをスペクトルのようにあらわしている旨紹介がなされました。
まず原島氏より、ルネサンス期には近い存在だった芸術と科学技術が、その後分離され、再び融合の試みがなされた歴史を紹介されたうえで、現在、技術と芸術はエンターテインメントを媒介として新しい形で結びつけられようとしている旨が指摘されました。
それに対し、それぞれのパネラーが自身の作品や研究を紹介しながら、議論がなされました。アートと科学技術は本来一体のものという点で、ほぼ一致していたようです。岩井氏の少年時代の「工作ブック」の紹介は、技術とアートが渾然一体となった氏のスタートを知る上で貴重なエピソードでした。
また池内氏のロボットに踊りやお絵描きを教えようとする研究は、技術とアートとのあいだをを分析と実践という方法で実証的に埋めようとする興味深いものでした。
立場の違いを超えてアートとテクノロジーの展望について議論がなされ、貴重な機会となりました。(2月28日)
2006/03/05 *平成17年度 [第9回] 記事 | Permalink
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