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2006/02/12

先端技術からアートへの提案

今回のメディア芸術祭は、アートからエンターテインメントまでの表現が集う祭典ですが、今回はじめて技術的視点にたった展示が加わります。文部科学省とJSTが主催する「先端技術ショーケース」では、未来のアート表現のためのデジタルメディア技術と研究を紹介します。

■主な展示
「透明人間・モザイク人間 サーモキー」
西貝吉晃・岩田啓・飯田誠・苗村健(東京大学)
カメラの前を通りすぎると,自分が写っているはずなのに,そこには透明人間やモザイクで隠された人しか写っていません.どんなポーズをとってみても自分は写ってれないのに,周囲のモノを動かしてみるとそれはちゃんと写ります.自分自身の存在が画面の中で秘匿され,見えない存在になってしまうこの作品は,人の色と体温を精度よく計測する先端技術を利用しています。

「Sharelog」
橋本弘太郎・鈴木康広・谷川智洋・岩井俊雄・廣瀬通孝(東京大学)
日常乗車券として利用されているSuicaは、所有者の利用履歴を内部に記録しています。本作品では、Suicaをお持ちの方が自分の持つSuicaでタッチすることにより、記録されている履歴に基づいて利用した駅が地図上に表示されます。表示は鑑賞者の参加によって刻々と変化し、過去の体験を振り返ることができます。また、地図上に表示されたこれまでの参加者の履歴を通して様々な人と体験の共有を行うことができます。

「Sound Scope Headphone」
浜中雅俊(科学技術振興機構 さきがけ研究者)
サウンドスコープヘッドフォンは、ジャズを聞いているとき、「ギターの音をはっきり聞きたい」とか、「サックスの音を抑えたい」というような要望を叶えてくれるヘッドフォンです。ヘッドフォンをして、首を左右に振ることで聴きたい楽器を探し、正面の位置で聴くことができます。耳を澄ますような動作をするとヘッドフォンの横に取り付けたフォーカスフラップが押し込まれ、聴きたい楽器をさらにクローズアップさせて聴けます。
sharelog

2006/02/12 *平成17年度 [第9回] 記事 |

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