オーストリアのリンツで9月4日から始まるメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ」(Ars Electronica)の今年のイベントに関する詳細情報が発表されました。
今年は「新しい文化経済=知的所有権の限界」(A NEW CULTURAL ECONOMY=The Limits of Intellectural Property)をテーマにして数多くのイベントがリンツの街のいたるところで行われます。また、アルス・エレクトロニカは来年30周年を迎えますが、開催地であるリンツ市も「メディアアートキャピタルシティ」として日々変貌しています。
今年はSIGGRAPHも「エボルブ」をテーマに掲げ、大きく変わろうとしていますが、アルス・エレクトロニカも大きく変わろうとしています。
●オープニング・イベント
9月4日 ペストリンクベルク巡礼教会
今年の「ARS ELECTRONICA」のオープニングはペストリンクベルク巡礼教会への小旅行から始まります。夕刻過ぎには音と光の演出によるおとぎの国を思わせるショーも開かれます。
●シンポジウム
9月5日-6日 ブルックナーハウス
今年のシンポジウムはアクティビスト、ベンチャーキャピタリストとして知られる伊藤譲一さんのキュレーションにより4つのシンポジウムが開催されます。
パネル1「Commons-based Peer Production」
パネル2「Fans, Marketing and Doing Business in the Sharing Economy」
パネル3「Sharing in Reserch and Academia」
パネル4「and Law」
●キャンパス展
9月4日-8日 リンツ美術工芸大学
毎年、世界中から一つの教育機関が選ばれ、学生や卒業生、教師による作品展をリンツ美術工芸大学がホストし開催される「キャンパス展」。従来はアートとテクノロジーの統合をはかるメディアアート教育をおこなっている美術学校などが主な参加校でしたが、今年は東京大学が「キャンパス展」を行います。
●サイバーアーツ08
9月4日-8日 OKセンター
世界62カ国3,000点以上の中から選ばれたアルスエレクトロニカの受賞作品「PRIX ARS08」を展示します。
●フィーチャーアートシーン08
9月4日-8日 レントス美術館
従来、一人のフィーチャーアーティストに焦点をあてた展示を行ってきましたが、今年はスロベニアの若いメディアアートシーンをフォーカスします。1989年から1991年にかけて、旧ソ連からユーゴスラビアへと激動の時代を経験し、現在はEU加盟国の一員としてヨーロッパでも最も革新的なスロベニア。スロベニアの現代メディアアートを紹介します。
●オープンフレームス
9月4日-8日 ブルックナーハウス
アメリカ出身のZachary LiebermanとTheo Watosnの二人はブルックナーハウスの2階部分を今までにない自由な研究施設兼展示スペースに生まれ変わらせます。スチール格子造りの構造(オープンフレームス)はアーティストに様々なインスピレーションを与えます。
さらに、リンツのメイン広場ハウプト広場ではFarmland(農園)とフルーツを扱ったプロジェクトイベントがフェスティバル会期中に行われます。また「経済の共有」の概念で既に様々な異業種のコラボレーションが行われている現在のマーケットシーンを考察するワークショップ「The FutureTour@Ars Electonica」は9月8日に予定されています。
毎年ブルックナーハウスで開催されるアルスエレクトロニカの授賞式「Ars Electronica Gala」は5日に開催されます。ブルックナーハウスでは他にもデジタルミュージックコンサートや「Long Concet Evening」と題した、ピアノやパフォーマンス、エレクトリックボイスなど3部構成のコンサートが開かれる予定です。
■ARS ELECTRONICA 2008
http://www.aec.at/en/prix/index.asp
開催地 オーストリア・リンツ
会 期 2008年9月4日(木)-9月9日(火)
■関連情報
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